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日立、首都圏の静脈物流でカーボンオフセット付きPCリサイクル

2010年8月9日 (月)

ロジスティクス日立グループは首都圏の静脈物流分野で、カーボン・オフセット付きPC・サーバリサイクルの試行を開始した。使用済みPC・サーバなどの情報機器をリサイクルする際に収集運搬で利用するトラックの燃料消費と、分解・分別作業で利用する設備・機器・フォークリフトなどのエネルギー消費に伴い発生するCO2を、取得済みの排出権を用いてオフセット(相殺)するもの。

 

カーボン・オフセットの適用範囲は「収集運搬」と「収集運搬+分解・分別」の2種類とし、リサイクル以外にリユースにも対応できる。取り組みは日立製作所トータルソリューション事業部が全体を取りまとめ、日立物流が収集運搬作業とカーボン・オフセットの実施・証書発行、東京エコリサイクルが分解・分別などのリサイクル、日立キャピタルが政府への排出権償却手続きを受け持つ。

 

三菱UFJ信託銀行の使用済みPC・サーバリサイクルを皮切りに、幅広い受注を目指す。日立グループはこれまで、林業機械、データセンター、使用電力最適化システム、高効率モータなどの製品やサービスにカーボン・オフセットを適用する取り組みは行っていたが、使用済み製品に対してカーボン・オフセットを適用するのは初めて。今後、取り組み範囲を拡大することで、地球温暖化防止と京都議定書で定められた日本政府のCO2削減目標に貢献すると同時に、排出権関連ビジネスの拡大を図る。