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JR貨物2月輸送動向、コンテナ・車扱とも前年割れ

2022年3月16日 (水)

(イメージ)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が16日発表した2月の輸送動向によると、輸送量はコンテナが135.3万トン(前年同月比7.8%減)、車扱が77.5万トン(同0.3%減)で、合計は212.9万トン(同5.2%減)となった。

コンテナによる貨物輸送は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う各都道府県の「まん延防止等重点措置」の実施・延長による取扱量の減少や、北日本を中心とした大雪による鉄道貨物の運休などの影響で、前年実績を下回った。

農産品・青果物は、北海道地区における雪害により北海道発着の貨物列車の運休が響き、前年を大きく下回った。食料工業品は、清涼飲料水がコロナ禍における需要低迷で伸び悩んだほか、菓子類や砂糖も雪害により前年を下回った。

自動車部品は、半導体不足やコロナ禍などによる東南アジアからの部品調達の難航による生産調整の影響で減少した。紙・パルプは、前年に需要低迷に伴う生産調整や福島県沖地震による影響を受けた反動で前年を上回った。

車扱は、前年に比べ気温が低く推移し灯油を中心に石油の輸送が好調に推移した一方、石灰石は前年を下回った。

2021年度累計では、コンテナが1672.7トン(1.6%減)、車扱が743.3トン(0.3%増)。合計は2416.0トン(同1.0%減)だった。