ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

JR貨物11月輸送、コンテナ・車扱とも前年下回る

2021年12月16日 (木)

(イメージ)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が15日発表した11月の輸送動向によると、輸送量はコンテナが166.5万トン(前年同月比1.2%減)、車扱が68.7万トン(同4.0%減)で、合計は235.3万トン(同2.0%減)となった。

コンテナは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要低迷の影響を受け、前年を下回った。

自動車部品は、半導体不足や東南アジアでの新型コロナ感染まん延による部品調達の難航で自動車メーカー各社が生産調整を行った影響で輸送量が減少。農産品・青果物は、北海道での夏季干ばつによる作柄不良に伴いタマネギやばれいしょを中心に低調に推移した。積合せ貨物は、ことし3月と10月からのブロックトレイン運転開始などにより前年を上回った。

車扱は、石油が原油相場の高騰に伴う価格上昇により需要が低迷。なかでも灯油は、気温が高く推移したため特に低調となった。

2021年度累計では、コンテナが1230.9トン(同1.4%減)、車扱が488.1トン(同0.3%減)。合計は1719トン(同1.1%減)だった。