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JR貨物10月輸送動向、コンテナ・車扱とも前年比減

2021年11月18日 (木)

(イメージ)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が17日発表した10月の輸送動向によると、輸送量はコンテナが167.5万トン(前年同月比7.8%減)、車扱が71.8万トン(同0.6%減)で、合計は239.4万トン(同5.8%減)となった。

コンテナは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要低迷の影響を受け、積合せ貨物を除く全ての品目で前年同月実績を下回った。

自動車部品は、東南アジアにおける新型コロナウイルス感染拡大の影響で部品調達の支障が出たことなどから、自動車各社が生産調整を行ったため43.5%の大幅減となったほか、農産品や青果物も北海道地区の夏季干ばつによる作柄不良でタマネギやばれいしょを中心に低調だった。エコ関連物資も、建設発生土の輸送が7月半ばに終了したため前年を下回った。積合せ貨物は、ことし3月と10月からのブロックトレインの運転開始により前年を上回った。

車扱は、外出自粛および原油相場の騰勢に伴う価格上昇により石油が低調に推移したほか、セメント・石灰石も前年を下回った。

2021年度累計では、コンテナが1064.4トン(同1.4%減)、車扱が420トン(同0.4%増)。合計は1484.3トン(同0.9%減)だった。