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伊予銀とJR四国、宇和島産養殖マグロを特急で直送

2022年3月17日 (木)

(イメージ)

調査・データ伊予銀行と四国旅客鉄道(JR四国、高松市)は16日、ヤマト運輸(東京都中央区)と連携し、愛媛県内産品を特急列車で運ぶ貨客混載輸送の実証実験を3月25日に実施すると発表した。

宇和島産の養殖マグロを加工・梱包して、JR四国の特急「宇和海10号」で宇和島市から松山市まで輸送する。特急の自由席車と乗務員室を活用。列車以外の輸送はヤマト運輸が担う。

早朝に宇和島で獲れた養殖マグロを、昼前に松山市に届ける。定時性・速達性に優れる鉄道の利点を生かすとともに、環境負荷の小さい輸送モードを活用することでモーダルシフトを推進する。さらに、県内の生産者と消費者をつなぐことで地域経済の活性化にもつなげる。

鉄道各社は、旅客列車を利用した荷物輸送に積極的に取り組んでいる。新型コロナウイルス感染拡大や少子高齢化などの影響を受けた旅客需要の伸び悩みに対応した収益確保策の一環としての意味合いもある。