ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

国分グループ本社、久世と資本業務提携を締結

2022年3月18日 (金)

M&A国分グループ本社は18日、久世と資本業務提携を締結すると発表した。国分グループ本社は久世の筆頭株主となる。両者は今回の提携により、経営資源を互いに活用しながら中長期的な事業戦略を構築していくとともに、両社の強みをさらに明確化することで企業価値の向上を図る狙いだ。

(イメージ)

久世は発行新株式数と処分自己株式数の合計92万4945株(発行済株式総数の19.99%、1株当たり取得価額757円、取得価額7億円)を国分グループ本社に割り当てる。株式の移動予定日は4月11日で、手数料を除いた調達金額は6億9000万円。久世は調達した資金を借入金の返済に充てることで、財務基盤の強化につなげる。

両社は今回の提携を契機として、国分グループ本社が保有する倉庫インフラやノウハウを共有することで、市場ニーズに即した物流サービスの最適化を図るとともに、物流コストの軽減を図る。SDGs推進の観点からも、配送インフラの共同活用を検討。配送効率の向上と二酸化炭素排出削減を両立することで、持続的な成長を実現できる事業基盤を構築する。

さらに、商品の仕入れや調達について協業することにより、購買力と品ぞろえを強化。新たな共通の情報プラットフォームを検討・構築し、流通業界全体のさらなる発展を目指し、業界各社との協調につなげる取り組みに注力する。両社の間で人材交流も積極的に実施することにより、異なる経営環境での経験を積み重ねながらマネジメント強化や人材育成につなげる。