拠点・施設衛生用品などの製造販売を手がけるサラヤ(大阪市東住吉区)は、堺市西区で完成した「堺PPE工場」と「堺危険物倉庫」の運用を3月から開始した。
同社は、新型コロナウイルスの流行により、マスクなどのPPE(個人防護具)製品やアルコール消毒剤の海外からの供給が一時不安定になったことを受け、国内の製品供給能力と事業継続性の強化を目的に生産・保管設備の新設を決定。ことし2月に延床面積997平方メートルの「堺PPE工場」と、同840平方メートルの「堺危険物倉庫」が完成した。
危険物倉庫は、第4類危険物を扱う鉄骨造・平屋建て。工場棟と合わせて三和建設(大阪市淀川区)が設計と建設を手がけた。備蓄を目的としているため、庫内に保管効率を向上させる固定ラックを設置したという。