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東名高速・足柄SA、混雑緩和へ駐車マス増設完了

2022年3月25日 (金)

国内NEXCO中日本は23日、東名高速道路上下線の足柄サービスエリア(SA)の駐車マス増設工事が31日に完成すると発表した。従来よりも大型車の駐車エリアを大幅に拡張するなど、トラックなどの混雑緩和を見込む。

▲兼用マスの完成状況(出所:NEXCO中日本)

同SAではこれまで、夜間の時間帯を中心に駐車可能な台数を上回る車両が滞在。通路に大型車が駐停車するなど混雑が頻繁に発生していた。今回の拡充により、駐車可能台数を171台分(従来比1.3倍)増やしたほか、混雑状況に応じて小型、大型(中型)車のいずれも利用可能な「兼用マス」を拡充した。兼用マスは青色のラインで場所を示している。

また、ダブル連結トラック優先の駐車マスを新たに7台分整備した。「21メートル超車両優先」と路面に標示した。ドライバー不足や小口輸送の増加を受け、物流業界で効率化や環境不可軽減が求められる中、1台で2台分の輸送が可能なダブル連結トラック運転手の利便性を高めた。

このほか、小型車用の駐車場は事故防止の観点を含めて、駐車マス数を277台(同1.4倍)を新たに追加した。従来は前進駐車だったため、駐車場から出る車同士が後退発進で衝突する事故が発生していた。このため、後進での駐車ができるようにレイアウトを見直した。上り線でバスマス11台(同2倍)、二輪車用駐車マス63台(同3.1倍)に増やした。

▲兼用マスの利用方法。小型車が1台駐車している場合は、大型(中型)車は駐車することができない(出所:NEXCO中日本)