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中国向けECアプリに京都館開設、需要回復後視野

2022年3月29日 (火)

EC中国の消費者向けに日本商品に特化した越境ECプラットフォーム「豌豆」(ワンドウ)を運営するインアゴーラ(東京都新宿区)は29日、京都府と連携し、豌豆アプリで京都府の名産品を特集した「京都館」を開設した。

インバウンド需要の回復は依然として見込めないが、アプリを通して中国で「京都ブランド」の販路拡大を図るとともに、訪日外国人旅行者の受け入れが回復した後のインバウンド需要獲得を視野に入れ、京都の魅力を発信していく。

京都府が産学公で構成する京都ビッグデータ活用プラットフォームで、官民連携事業研究所と連携、購買データや検索データなどをビッグデータ化・分析することで、今後のインバウンド向けの観光プロモーション構築などにも取り組む。

(出所:インアゴーラ)

京都館では、第1弾として伝統的な製法を用いた陶器や、西陣織を使用したバッグや小物などの京都産品など、京都府の名産品を取り扱うメーカーが出店。今後は日本酒も取り扱い、段階的に商品数を拡充する。

豌豆で県、地域単位で中国展開に取り組むのは、2019年10月オープンした「福井館」、20年10月にオープンした「四国館」、21年10月にオープンした「富山館」に続く4件目の事例。