ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日販、東京・王子流通センターに再エネ電力導入

2022年4月5日 (火)

環境・CSR日本出版販売(東京都千代田区)は4日、物流拠点の王子流通センター3号館(東京都北区)に再生可能エネルギー由来の電力を導入し、2021年2月に導入した自家消費型太陽光発電設備と合わせ、発電によるCO2排出量を実質ゼロにすると発表した。

(イメージ)

バイオマスや太陽光由来の再エネ電力を100%導入することで、3号館のCO2排出量を660トン削減する。再エネ電力は同センター本館にも全体の10%で導入することにより、王子流通センター全体では920トンの排出量削減を見込む。これは日販グループの送品物流全体のCO2排出量の13%に相当する。

日販グループは持続可能な社会の実現に向けたESGを重視した経営理念に掲げており、日販は「グループの中核企業として将来にわたって出版流通を持続させるため、今後も出版流通におけるCO2排出量削減に取り組んでいく」としている。

産業界では、CO2削減による脱炭素化の機運が高まっている。こうした取り組みの対象として各社が着目するのが、物流部門だ。広大なフロアで使用電力も多い現場における再エネの導入や、屋上での太陽光発電など、脱炭素化を進めやすいことも背景にあるようだ。