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飲酒運転防止へドコモ系が白ナンバー向けサービス

2022年4月6日 (水)

サービス・商品NTTドコモグループのシステム開発を手がけるドコモ・システムズ(東京都港区)は5日、「白ナンバー」事業者向けにドライバーのアルコールチェックサービスの利用申し込み受付を開始した。同社は今秋にもサービスを始める予定。ことし10月の道路交通法施行規則の改正で検知器を使ったチェックが義務化されるのに合わせた新事業だ。

新サービスは、同社の既存の車両管理サービス「docoですcar」の一環で、2015年から「緑ナンバー」の事業者向けに行っていたサービスを応用する。携帯型アルコール検知器とスマートフォンを組み合わせ、クラウド上で検知データを一元管理する。同社は「当社の技術・ノウハウを通して、法律の順守・飲酒運転の未然抑止を実現し、白ナンバー事業者の信頼とドライバーの安全を守る」としている。

ドライバーは携帯型検知器で「いつでもどこでも」アルコールチェックができ、その結果をスマートフォンでクラウドに送信する。データは1年間自動的に保存され、会社の安全運転管理者はそれをウェブ上で一元管理できる。検知結果は送信時に管理者にもメール通知され、万が一アルコール反応が出ると即時に把握することも可能だ。

▲アルコールチェックサービスの利用スキーム(出所:ドコモ・システムズ)

料金は1つのIDごとに、スマホアプリの利用料が月600円、管理画面利用料が月500円。

23年にはドライブレコーダーで取得した走行履歴や運転診断データとも組み合わせる計画で、ドライバーごとの走行実態やアルコールチェックの実施有無も把握できるようにする。