ECモールでの購買分析で特許、渋谷区のしるし社

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認証・表彰EC（電子商取引）コンサルタントのしるし（東京都渋谷区）は13日、ECモールに関する購買分析システムで特許を取得したと発表した。店舗販売に強みを持ちながらもECモールでの販売に悩む企業へのシステム提供を加速させる考えだ。

このシステムは、アマゾンなど大型ECモールでのリピート分析やPL（損益計算書）可視化を可能にするもの。例えば、消費者ニーズに基づいた商品セット案や、送料・手数料の圧縮策、最適なKPI（重要業績評価指標）の設定を導ける。

同社は実例として、あるシャンプーとコンディショナーのEC展開で、商品の組み合わせや物流の最適化によりセット販売比率が高まり、送料抑制と粗利率の向上に成功した実績を公表している。

同社は、店舗販売に強みを持つ企業のEC販路の最適化やブランド戦略を支援している。長井秀興代表取締役は「本システムの活用でブランド価値や収益成長をEC面から推進することが可能となる。将来は大型ECモールのみならず自社ECとの連携を可能にし、ECプラットフォームを横断する顧客や収益の分析を行いたい」とコメントしている。