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ガウシー、ECモール事業者の負担減サービス開始

2022年9月28日 (水)

EC三菱商事子会社で倉庫ロボット事業を展開するGaussy(ガウシー、東京都千代田区)は28日、コンテナのデバンニングからアマゾン、楽天市場などECモールが運営する倉庫への納品準備、輸送まで一気通貫で手掛ける、ECモール販売事業者向け在庫保管サービスを新たに始めたと発表した。従来の倉庫保管よりも運用負担を軽減し、ECモールでの販売に注力できるよう事業者の運用負担軽減を支援する。アマゾンのフルフィルメント(FBA)や楽天スーパーロジスティクス(RSL)と比べ、参考価格で1/5程度に保管料を抑え、在庫切れを避けながら安価に保管できる点も特徴としている。

発表によると、ECモールで商品を販売する場合、FBAやRSLといった各ECモールが運営する倉庫に、商品を納品、発送を委託するのが一般的。中小事業者も参入がしやすく、販売を開始しやすいメリットがある一方で、コンテナのデバンニングやシール貼りなど流通加工といった納品前の作業の大変さに課題があるという。さらに、ECモールの倉庫は在庫数が制限される上に、保管料の相場も高い傾向があるといい、在庫量調整など運用面の難しさも指摘されている。

▲ECモール販売事業者向け在庫保管サービスのイメージ(出所:Gaussy)