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配送のCO2排出量を可視化、ハコブが新機能

2022年4月14日 (木)

サービス・商品物流に関連するクラウドサービスを多数展開するハコブ(Hacobu、東京都港区)はこのほど、配送案件管理サービス「ムーボ・ヴィスタ」(MOVO Vista)に、二酸化炭素(CO2)排出量を可視化する機能を追加したと発表した。配送案件ごとに排出量が把握でき、削減への取り組みに役立てられる。

発表によると、このシステムに荷物の積み地と降し地を入力すると、距離から排出量が自動で計算される。経済産業、国土交通両省が作成した「ロジスティクス分野におけるCO2排出量算定方法共同ガイドラインVer.3.1」の燃費法に基づき算出される。データは自動的に蓄積される。

(出所:Hacobu)

輸送・配送部門は一般的に複数の事業者が介在することが多いため、CO2排出量の把握が難しいとされ、削減への障害となっている。新機能がこうした課題解決の糸口になるか、注目されそうだ。

ムーボ・ヴィスタは2020年10月に同社が始めたクラウドサービスで、荷主、元請、運送会社の間での電話やファクス、メールといったアナログなコミュニケーションをデジタル化する。商流情報と物流情報を配送案件にひもづけて管理することで、輸配送業務全体の最適化を行う。すでに導入済みの企業は、追加料金なしで新機能を利用できる。