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脱炭素で協力、中部国際空港と豊田通商

2022年4月14日 (木)

環境・CSR中部国際空港(空港管理会社、愛知県常滑市)と豊田通商は13日、同空港の脱炭素化に向けてパートナー契約を結んだと発表した。空港の脱炭素化に管理会社と民間企業が協力して取り組むのは、国内初のケースという。

契約日は3月31日。両社協力して「空港脱炭素化推進計画」や事業スキームを策定・立案する。具体的には、太陽光発電導入などによる再生可能エネルギーの拠点化、空港施設や空港車両からの二酸化炭素(CO2)削減、水素の利活用、エネルギーマネージメントの新たな導入――の5つを軸に取り組む。

▲ゼロカーボン実現に向けた軸とイメージ(クリックで拡大、出所:豊田通商)

中部国際空港は2021年5月に「セントレア・ゼロカーボン2050」を策定。「50年までに空港の地上施設からのCO2排出量の実質ゼロを目指し、国が掲げる温室効果ガス削減目標 13年度比46%削減の達成に向け取り組みを進める」と宣言しており、今回の協業もその一環だ。

豊田通商は強みとする再生可能エネルギーなど脱炭素化事業を推進しており、そのノウハウを提供する。日本環境技研(東京都文京区)、大林組、東邦ガスとも連携する。