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ヤマトなど、那覇国際通り公式オンライン店舗開設

2022年5月2日 (月)

(イメージ)

国内沖縄観光を擬似体験できるサイト「バーチャルOKINAWA」を運営するあしびかんぱにー(沖縄県那覇市)と沖縄ヤマト運輸(沖縄県糸満市)は4月28日、新型コロナウイルス感染拡大で経済的な影響を受けている那覇市の「那覇国際通り商店街」の活性化策として、バーチャルOKINAWA内の「バーチャル国際通り」に国際通り商店街公式オンラインショップを開設したと発表した。

コロナ禍で観光客数が大きく減少した沖縄県は、2020年度の観光収入が前年度比64.7%と大幅に減少。観光客に人気の那覇国際通り商店街でも営業継続を断念する店舗も増えるなど、特産品や土産品の新たな販路創出や収益構造の改革が喫緊の課題となっている。

あしびかんぱにーは、沖縄のバーチャルタレント「根間(ねま)うい」を生み出すなど、新たな体感体験を提供することで地域活性化や観光支援につなげる取り組みを推進。沖縄ヤマトは、県内において宅急便事業だけでなく物流を通じた企業の経営課題を解決するパートナーとして、サプライチェーン全体の物流効率化や在庫最適化、販売促進施策の提案など様々な支援活動を展開している。

両社は那覇国際通り商店街の活性化と持続的な発展に向けて、デジタル技術やEコマースを活用した販路拡大支援やサプライチェーン全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)による最適化を図るための共同プロジェクトを開始。その第1弾として、那覇国際通り商店街の公式オンラインショップを開設した。

あしびかんぱにーはオンラインショップの認知度向上を図るため、バーチャルOKINAWAの各種イベントを通じて集客と販売機会の強化、販路拡大を推進する。商品受注後は、沖縄ヤマトが対象商品を店舗で集荷し、その後に沖縄ヤマトの展開するグローバルロジスティクスセンター「サザンゲート」(那覇市)において各種帳票発行や検品、梱包などを含む一連の物流業務を行う。

▲オンラインショップにおける物流フロー(出所:ヤマト運輸)

両社は、さらに新たなプロジェクトを企画しリアルとバーチャル双方で同商店街を訪れるお客さまの満足度向上を図っていく。商店街における物流DXを推進していくことで商店街をはじめ沖縄における観光業の発展に寄与していく。