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郵船、仏EDFと4隻目の新造LNG船の用船契約

2022年5月6日 (金)

(イメージ)

ロジスティクス日本郵船は6日、フランスにある関連企業で船舶保有会社のエルエヌジー・シッピングを通じて、仏海運会社イーディーエフ・エルエヌジー・シッピング(EDF LNG Shipping)と、新造液化天然ガス(LNG)船の長期定期用船契約を結んだと発表した。EDFグループとは4隻目の長期定期用船契約で、契約期間は延長オプションを含めて最長20年間。

同船は韓国の造船会社「現代三湖重工業」で建造され、2025年に完成する予定。総トン数は11万8300トン。燃料消費効率の良い二元燃料低速ディーゼル機関を搭載。防熱性能に優れたメンブレン型カーゴタンク(容量17万4000立方メートル)や、余剰ボイルオフガスを再液化できる装置を採用して、効率的な運航を行うとしている。

環境負荷が比較的低いLNGの輸送は、ESG戦略に沿う事業として日本郵船は積極展開している。同社エネルギー事業本部の渡辺浩庸執行役員は「EDFとの順調なパートナーシップのもと、同社にLNGの安定輸送を提供し、世界のエネルギー転換に貢献していく」とコメントしている。

■新造船の概要
全長:297メートル
全幅:46.4メートル
船籍:フランス