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DoCoMAPサービスに雨雲発生状況の確認機能を追加

2022年5月9日 (月)

サービス・商品ドコマップジャパン(東京都港区)は9日、車両の位置情報でリアルタイムに動態管理ができる「DoCoMAP(ドコマップ)サービスに雨雲の発生状況を確認できる機能を追加したと発表した。

気象庁が出している「高解像度降水ナウキャスト」のデータを活用。全国の雨雲の発生状況をリアルタイムで確認できる機能を開発した。250メートル四方の単位で5分ごとに更新する気象レーダーの観測データを使って、精度の高い最新の雨雲情報を提供できるようにした。

今回の機能追加により、車両の位置情報を表示したDoCoMAP上に雨雲の発生状況を重ねて表示することで、リアルタイムに車両と雲の様子を同時に確認できる。過去1年間の情報をクラウドで保存するため、過去の車両位置と雨雲状況も確認できる。

今回のサービスはDoCoMAPの標準機能として提供。追加の費用などはく、全てのDoCoMAPユーザーに提供する。

▲雨雲レーダー機能のイメージ(出所:ドコマップジャパン)

これまで動態管理サービスは、気象情報などの情報を表示させるサービスが少なく、多くの利用者は別の専用サイトから雨雲情報を確認する必要があることから、車両の位置情報と雨雲の様子を同じ画面で確認することが難しかった。一方で、運送企業は水濡れを気にする荷物を輸送するケースもあるほか、天気が運行ルートの選定に影響する事例もあることから、常に雨雲の状況を確認する必要がある。

ドコマップジャパンは、このような需要に対応できるサービスとして、車両の位置情報と雨雲状況を同時に確認できるプラットフォームを開発。DoCoMAPユーザーのニーズに幅広く対応できるサービスの提供を推進する。