国際DPワールド(UAE)は13日、カナダで港湾・ターミナル、貨物輸送、倉庫、フォワーディング、デジタル物流を一体化した「統合物流サービス」(ILS)を拡充したと発表した。貨物の出発地から目的地までを単一の契約関係で管理し、複数の物流機能を横断して提供する。
新たなサービスでは、顧客ごとに1人のアカウントマネージャーを配置し、契約、船荷証券(B/L)、請求書をそれぞれ一本化する。複数の物流事業者や輸送モードを利用する場合でも、DPワールドが窓口となって輸送全体を管理し、手配や情報確認を簡素化する。
輸送面では、同社の「Salish Sea Gateway」を活用し、短距離海上輸送のバージとトラック、鉄道、ドレージ、内陸物流を組み合わせたマルチモーダル輸送を提供する。貨物の一部を陸上輸送から海上輸送へ切り替えることで、輸送ルートの選択肢を広げるほか、道路混雑やCO2排出量の削減につなげる。
システムには「Oracle Transportation Management」を採用し、貨物の位置情報をリアルタイムで把握できるようにした。APIやEDIによるシステム連携のほか、「Cargoes Flow」「Project44」「FourKites」などの貨物追跡サービスにも対応する。
7月5日には、拡充後のILSを使った初の顧客輸送を実施した。オンタリオ州ミシサガからブリティッシュコロンビア州コキットラムまで、地域内のLTL輸送、鉄道、最終区間のLTL輸送を組み合わせ、3社の輸送事業者による運行を1枚のB/Lで管理した。長距離区間には鉄道を利用した。
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