ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

CIS、鍵管理システムの物流企業への導入事例紹介

2022年5月10日 (火)

▲鍵束とデバイスを一緒に持ち運んで使用する(出所:シーネットIoTソリューション)

サービス・商品シーネットIoTソリューションズ(CIS、千葉市美浜区)は10日、鍵管理システム「カギ束locaTor(ロケーター)」のオール・ウェイズ(愛知県愛西市)における導入事例を公開した。

カギ束ロケーターは、鍵の位置情報を自動で取得してクラウド上で管理できるシステムだ。従来のICカードやRFタグなどの方式と異なり、鍵を紛失しても追跡デバイスが位置情報を定期的に発信しているため、早期の発見につなげられるのが特徴だ。

オール・ウェイズは外食店舗やドラックストアへの夜間配送や無人納品を手がけ、愛知県北名古屋市など5か所のセンターから400店舗へ納品。荷主企業から預かった鍵を管理しているため、鍵紛失のリスク回避とドライバーの心理的な負担軽減のために、万が一の紛失時にも安心なカギ束ロケーターの導入に踏み切った。

▲カギ束locaTorのアプリ画面

小型のIoTデバイスを鍵束と一緒に持ち運ぶだけで位置情報が取得できる便利さに加えて、バッテリー持続時間の長さやマイナス20度対応で冷凍庫にも持ち込める機能の高さが選定のポイントとなった。

オール・ウェイズでは、カギ束ロケーターの導入後に鍵の紛失は発生しておらず、「現場に安心感が生まれた」と高く評価しているという。

CISは、オール・ウェイズへのカギ束ロケーターの導入を契機として、鍵の紛失対策や新型コロナウイルス禍で需要が高まる深夜や早朝の無人納品に対応できる、配送ビジネスの最適化を推進したい流通・輸送業界の要望に対応したサービスをさらに拡充していく。