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渋沢倉庫、飲料や輸入雑貨の入出庫好調で増収増益

2022年5月12日 (木)

財務・人事渋沢倉庫が12日発表した2022年3月期連結決算は、営業収益が前期比9.8%増の717億4600万円、営業利益が24.5%増の45億1600万円、経常利益が76.2%増の69億2400万円、親会社株主に帰属する当期純利益が91.1%増の52億5700万円で、2期ぶりの増収増益となった。

主力の物流事業は、営業収益が前期比11.0%増の660億5600万円、営業利益が31.9%増の33億3000万円で増収増益だった。倉庫部門は、飲料や新規の輸入雑貨の入出庫や流通加工業務が好調に推移。港湾運送部門は、船内荷役業務や自動車部品関連の荷さばき業務の取り扱いが増加したほか、輸出沿岸荷役業務が好調に推移した。陸上運送部門は、飲料や非鉄金属製品の輸配送業務に加えて引越業務やフェリー輸送業務が増加した。

国際輸送部門は、輸出入の航空・海上貨物のほか香港やベトナムの海外現地法人の取り扱いが増加。その他の物流部門では、中部・大阪地区で前期に開始した物流施設の賃貸業務が業績に寄与した。

営業費用は、取り扱い増加に伴う作業費や単価上昇による海上・航空運賃や燃油費、さらに施設賃借費用の増加により10.0%増の627億2600万円となったが、増収効果もあって増益を確保した。

2023年3月期の連結業績は、営業収益718億円、営業利益46億円、経常利益51億円、親会社株主に帰属する当期純利益32億円を予想している。