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住友倉庫、倉庫荷扱いや国際輸送が好調で増収増益

2022年5月13日 (金)

財務・人事住友倉庫が13日発表した2022年3月期連結決算は、営業収益が前期比20.5%増の2314億6100万円、営業利益が2.5倍の277億4800万円、経常利益が2.2倍の304億2100万円、親会社株主に帰属する当期純利益が2.3倍の197億300万円となり、2期ぶりの増収増益となった。

物流事業は、営業収益が前期比11.3%増の1783億4700万円、営業利益が36.1%増の143億300万円で増収増益だった。倉庫業は貨物の荷動きの回復により倉庫入出庫高が増加。機械部品や文書等情報記録媒体の保管残高も好調に推移した。港湾運送業はコンテナや一般の荷さばきの取り扱いが増加した。

国際輸送業は海上輸送の需給ひっ迫で海上運賃が高騰して国際一貫輸送が増収となったほか、海上輸送の需要を一部取り込んだ航空貨物も好調を維持した。陸上運送業などその他業務は、日用品や機械部品の取り扱いが拡大した。

海運事業は、営業収益が2.0倍の455億8500万円、営業損益が131億5200万円の黒字(前期は1億4000万円の赤字)だった。コンテナ輸送の運賃水準が上昇したことに加えて、日本・韓国発北米向けコンテナの輸送数量が回復した。営業利益は用船料や燃料費、コンテナ関連費用が増加したものの、増収効果で黒字転換した。

2023年3月期の連結業績は、営業収益2110億円、営業利益252億円、経常利益275億円、親会社株主に帰属する当期純利益215億円を予想している。