ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

トナミHD、貨物量回復や事業基盤強化で増収増益に

2022年5月12日 (木)

財務・人事トナミホールディングス(HD)が12日発表した2022年3月期連結決算は、営業収益が前期比0.5%増の1353億6100万円、営業利益が14.2%増の73億6900万円、経常利益が10.6%増の79億600万円、親会社株主に帰属する当期純利益が9.7%増の51億1000万円で、3期ぶりの増収増益だった。

主力の物流関連事業は、営業収益が前期比3.2%増の1276億9100万円、営業利益が9.6%増の64億5500万円で増収増益だった。グループの物流リソースの相互連携・活用を図ることで、多様化する物流ニーズに沿う総合的なロジスティクスサービスの提供に向けた積極的な営業活動を展開。DX(デジタルトランスフォーメーション)化による業務効率化や生産性の向上を図り、経営基盤の強化に努めた。

事業成長の一環として、トナミ運輸春日部流通センターと京神倉庫箕面支店を新たに開設。21年4月30日付で高岡通運、ことし3月1日付でサンライズトランスポートを新たに連結子会社化するなどグループの連携強化を推進するとともに、経営基盤と事業規模の拡大を通じた物流事業基盤のさらなる強化を図った。こうした取り組みが奏功して、貨物輸送量の回復も追い風となり好業績につなげた。

2023年3月期の連結業績は、営業収益1450億円、営業利益78億円、経常利益82億円、親会社株主に帰属する当期純利益56億円で増収増益を予想している。