行政・団体経済産業省は13日、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、ロシアへの輸出禁止措置の実施に向けて閣議決定された輸出貿易管理令の一部を改正する政令を公布・施行すると発表した。
「外国為替及び外国貿易法」によるロシアを仕向地とする量子コンピューターや3D(3次元)プリンターといった先端的な物品などの輸出禁止措置を導入することが5月10日に閣議了解された。それを踏まえて13日、輸出貿易管理令の一部を改正する政令が閣議決定された。こうした措置の施行日は5月20日だ。
対象品目は、石油精製用の触媒や電子顕微鏡、3Dプリンターなど造形用装置、有機発光ダイオード、太陽電池製造装置、真空ポンプ、導電性高分子など計14項目。