財務・人事日本トランスシティが13日発表した2022年3月期連結決算は、売上高が前期比15.4%増の1167億5000万円、営業利益が50.2%増の66億6900万円、経常利益が58.2%増の83億6800万円、親会社株主に帰属する当期純利益が20.7%増の55億9700万円で、3期ぶりの増収増益となった。
倉庫業は、期中平均保管残高は前期比2.7%減の51万9000トン。期中貨物入出庫トン数は1.5%増の875万9000トンで、保管貨物回転率は69.4%(前期67.5%)となった。港湾運送業は、四日市港(三重県)における完成車の取扱量が輸出は増加したものの国内で落ち込んだことから、全体として減少した。バイオマス燃料の取扱量は減少したものの当初計画のとおり堅調に推移した。海上コンテナの取扱量は2.1%増の20万3000本(20フィート換算)となり、石炭の取扱量も増加した。
陸上運送業は、主力のトラック輸送の取扱量が1.9%増の682万5000トン、鉄道輸送の取扱量は3.1%減の15万5000トン、バルクコンテナ輸送の取扱量は1.6%増の22万1000トンとなった。国際複合輸送業は、海上輸送における輸出入の取扱量が3.8%増の176万1000トン、航空輸送における輸出入の取扱量は82.2%増の3538トンとなった。
2023年3月期の連結業績は、売上高1140億円、営業利益57億円、経常利益69億円、親会社株主に帰属する当期純利益49億円で減収減益を予想している。