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+A、物流ロボット「t-Sort」にピッキング機能を追加

2022年5月26日 (木)

サービス・商品物流ロボティクスサービスを展開するプラスオートメーション(+A、東京都港区)は26日、仕分け作業用に提供していたロボット「t-Sort」(tソート)にピッキング機能を追加したと発表した。

従来のt-Sortは同社の独自開発システム「+Hub」(プラス・ハブ)と組み合わせて仕分け作業に提供していたが、このたび+Hubの機能を拡張し、ピッキング作業にも使えるようにした。

「t-Sort OPS」(OPS=Order Picking System)のサービス名を設定しており、EC(電子商取引)の倉庫でのピッキング作業に最適だという。第1弾として、富士ロジテック・ネクスト(同中央区)の神奈川県厚木市と座間市の2拠点に導入された。

▲富士ロジテック・ネクスト東名厚木倉庫「t-Sort OPS」の作業エリア(出所:プラスオートメーション)

同社はt-Sort OPSをピッキングに使う手順を次のように紹介している。商品と棚位置の情報を+Hubに登録。+HubはWMS(倉庫管理システム)から取得したオーダーをロボット1台ごとに割り当て、ロボットが各ピッキングステーションに向かう。オーダーをタブレットで確認した作業員が商品をピッキングし、ロボットに搭載すると、ロボットが商品を梱包工程まで搬送する。

t-Sort OPSにより、作業者の歩行距離・時間が削減できるほか、省スペース化も図れるのが特徴だ。レイアウト変更の柔軟性もあり、作業性が向上するとしている。