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渋沢倉庫が静岡の企業を買収、東西間中継輸送強化

2022年6月1日 (水)

(イメージ)

M&A渋沢倉庫は5月31日、静岡県で多様な物流業を手がける平和みらい(静岡市駿河区)を連結子会社化すると発表した。平和みらいの物流拠点を東京・大阪間の長距離幹線輸送の中継拠点として活用することが大きな狙いという。

平和みらいは、静岡県全域で普通倉庫業や冷蔵倉庫業、トラック運送業、自動車部品加工業などを手がけている。渋沢倉庫はことし7月、平和みらいの株式を追加取得し、グループが保有する同社株の議決権比率を現在の19.5%から61.8%に高める。買収額は非公表としている。

渋沢倉庫は今回の買収により、静岡県内の平和みらいのサービス基盤を自社の物流ネットワークに加える。特に、働き方改革関連法でトラックドライバーの時間外労働の規制が強化されることによる「物流の2024年問題」への対処として、長距離ドライバーの勤務時間を短縮できるよう、東西間の中継輸送を強化する。