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空飛ぶクルマの離着陸場を共同開発、日英2社提携

2022年6月3日 (金)

▲UAPの空飛ぶクルマ向けバーティポート(出所:ブルーイノベーション)

ロジスティクスドローン関連技術を手がけるブルーイノベーション(東京都文京区)は1日、航空輸送施設の開発などを行う英Urban-Air Port(アーバンエアポート、UAP)と、空飛ぶクルマの離着陸場「バーティポート」の共同開発と実証実験を行うことで提携したと発表した。

両社の間で4月27日に覚書を交わした。バーティポートは空飛ぶクルマなどの垂直離着陸機向けの離着陸場のこと。空飛ぶクルマを実用化するには、安全に離着陸できるポートや、その管理システムが不可欠とされている。UAPはバーティポートメーカーとして、世界65か所で独自開発のポートを設置する計画を進めており、ことし4月には英コベントリー市に最初の空飛ぶクルマ向けポートを設置し、実証実験を始めている。

一方、ブルーイノベーションは、2016年から国土交通省や東京大学と共同で、ポートの管理システムの研究開発を進め、全国で実証実験を重ねてきた。提携では、ブルーイノベーションの管理システムとUAPのポートを連結し、早期実用化を図る。さらにグローバル展開を視野に入れた事業化を検討する。