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陸上・海上輸送のCO2排出量試算サイト、関光汽船

2022年6月7日 (火)

(出所:関光汽船)

環境・CSRSHKライングループの関光汽船(山口県下関市)は7日、同じ荷物をトラックで運んだ場合とフェリーで運んだ場合のCO2排出量の比較ができるシミュレーションを制作し、インターネット上で公開したと発表した。物流会社や荷主に使ってもらい、より環境負荷の低いフェリー輸送の利用につなげる狙いだ。

発表によると、CO2比較をする人は、同社のウェブサイトからシミュレーションのページに入り、次の5つの数値に入力または選択肢を選ぶ。輸送する貨物の重量▽集荷力から配達地までの輸送距離▽フェリーを使った場合の集荷力乗船港までの輸送距離▽乗船港から下船港までのフェリー航路(選択)▽下船港から配達地までの輸送距離。そのほかいくつかの質問に回答を入力すると、陸上輸送(トラック)と海上輸送(フェリー)とを比較したCO2排出量や、海上輸送への輸送モード転換によるCO2排出量削減効果が自動的に算出される。

関光汽船は、トレーラーとグループ企業の大型フェリーを組み合わせた海陸一貫輸送を行っており、海上輸送を利用するモーダルシフトを積極的に推進している。「輸送段階のCO2排出量を可視化することで、これからの物流SDGs(持続的開発目標)への取り組みや、最適な物流・輸送手段の検討に役立てて欲しい」としている。

■CO2削減シミュレーションのページ
https://www.kankokisen.co.jp/co2/