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国交省、港湾物流デジタル化WGの初会合を開催へ

2022年6月8日 (水)

行政・団体国土交通省港湾局は8日、民間事業者間における港湾物流手続きのデジタル化による業務効率の向上を目的とした「Cyber Port」(サイバーポート、港湾物流)のサイバーポート進捗管理WG(ワーキンググループ、港湾物流分野)の初会合を開催すると発表した。

国際海上コンテナ物流における民間事業者間での様々な手続きについて、港湾物流に関わるいずれの業種においても、約半数で依然として紙や電話、メールなどで行われているのが現状だ。紙やPDFの情報をデジタル化するための再入力作業など、非効率な作業が発生しており、業務の効率化が課題になっている。

こうした手続きをデジタル化することで業務を効率化し、港湾物流全体の生産性向上を目指すため、これまで内閣官房IT総合戦略室(現デジタル庁)と国交省港湾局において検討を図りながら、各事業者が共通して利用可能なCyber Portの構築を進めてきた。

このたび、2021年4月に第一次運用を開始したCyber Portについて、要望を踏まえた取り組み状況の報告や今後の利用促進策、さらに機能改善などについての議論を深めるため、WGの設置に踏み切った。

初会合は6月10日(金)15時から17時まで、国交省10階港湾局会議室で開催する。ウェブサイトも併用する。会合ではこれまでの取組状況をはじめ、Cyber Port利用促進・運用効率化実証事業の結果、今後の取組予定について話し合う。

WGは、有識者や政府・地方自治体関係者、各種業界団体などの関係者で構成する。