
(イメージ)
調査・データ郵船ロジスティクスが発表した航空貨物取扱実績によると、5月の輸出混載重量は前年同月比18.2%減で1万134トンで、5か月連続の減少となった。輸入通関件数は5.8%増の1万3934件で、こちらは3か月ぶりの増加となった。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動の停滞からの回復が一巡。前年同時期の急増の反動も一つの要因だ。しかしながら、輸出入ともに底堅さは維持しており、各社が発表している輸出貨物にかかる統計数値からもそれがうかがえる。
とはいえ、ウクライナ情勢の緊迫化がさらに長期化し事態がより深刻さを増すことになれば、経済動向の先行きもさらに不透明感を高めることとなり、今後の推移は予断を許さない状況だ。