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クレドAM、埼玉県伊奈町で初の物流施設を年内着工

2022年6月9日 (木)

拠点・施設クレド・アセットマネジメント(クレドAM、東京都港区)は9日、物流施設開発に本格進出する。第1号案件として「CREDO(クレド)桶川伊奈」(埼玉県伊奈町)の開発に着手。ことし12月に着工し、2023年10月の完成を予定する。

▲CREDO桶川伊奈の完成イメージ(出所:クレド・アセットマネジメント)

企業や個人におけるEC(電子商取引)の利用は、「新しい生活様式」の時代を見据えて急速に拡大。経済産業省のまとめでは、物販系のECは12兆円超の市場規模に成長している。荷物がより多頻度・小口化するなか、物流業務の高度化・効率化や人手不足対策として施設内従事者の雇用環境改善や自動化・機械化は喫緊の課題であり、これらに対応できる先進的物流施設へのニーズは引き続き高水準で推移している。

クレド・アセットマネジメントは、こうした環境に着目。中小規模であっても大規模マルチ型施設と同等以上のスペックを確保しながら、カスタマーニーズにきめ細かく対応できる施設の提供を通して、旺盛なテナントニーズと業界課題に対応する。

CREDO桶川伊奈は埼玉県の桶川・上尾エリアでは希少な、1社が専用で利用できる先進的物流施設として開発する。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・桶川加納インターチェンジ(IC)、白岡菖蒲ICを経由した首都圏各地への広域配送に加えて、埼玉県全域への近距離配送拠点としても活用できる物流適地だ。工業団地内に位置するため、24時間365日の物流オペレーションにも適する。埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)「内宿駅」からも徒歩圏内で、周辺の労働人口も比較的多いことから、従業員確保の観点でも優位性が高い。

施設面では、1階をブレースのない構造にして空間を確保することで搬入出のオペレーションを効率化するなど、機能性を重視した設計とする。事務所や休憩エリアの集約による利便性の向上を図るほか、自然材の利用など人と環境に配慮したデザインも採用。マテリアルハンドリング機器の設置や倉庫内の温度管理、セキュリティーの強化などテナントの将来的なニーズに柔軟に対応できる各種オプションも準備する。

クレド・アセットマネジメントは、新規開発から既存施設の取得・リノベーションまで、物流施設のソリューションを幅広く提供。専用施設からマルチ施設まで規模を問わず、品質と機能性にこだわった物流施設を開発し運営していく。すでに関東、関西を中心に複数の用地の確保を進めており、積極的に事業展開を図っていく計画だ。

CREDO桶川伊奈の概要
所在地:埼玉県伊奈町西小針
敷地面積:5000平方メートル
延床面積:1万平方メートル
構造:鉄骨造、地上4階建て
交通:圏央道「桶川加納IC」6.1キロ、「白岡菖蒲IC」5.4キロ、埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)「内宿駅」1.5キロ