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三井不動産、座間の芝浦機械工場内で物流施設着工

2022年6月13日 (月)

拠点・施設芝浦機械と三井不動産は13日、物流施設「MFLP座間」(神奈川県座間市)の建築工事に着手したと発表した。芝浦機械の「相模工場」の敷地の一部を活用。2023年9月の完成を予定している。

▲MFLP座間の完成イメージ(出所:三井不動産)

MFLP座間は、東京都と神奈川県、静岡県東部を結ぶ主要幹線道路である国道246号に面しており、東名高速道路のインターチェンジ(IC)にも近い。東京都心部を含めた首都圏各地への輸配送拠点として活用できるほか、東名高速道路や新東名高速道路などを活用した中京圏など広域アクセスの利便性も高い。近隣には住宅地も多く最寄りの鉄道駅も近いことから、従業員確保の観点からも優位性が高い。

機能面では、1階に国際基準の45フィートコンテナ車両に対応したトラックバースを設置。物流施設ではまだ希少な免震構造を採用し、72時間対応の非常用発電機も搭載するなどBCP(事業継続計画)対策を意識した機能を配備するほか、車番認証や入退館管理をはじめとするオフィスビルと同水準のセキュリティーに対応する。

環境対応も国内最高水準だ。先進的なサステナビリティ施策を導入し、DBJ Green Building認証最高位となる「5スター」と、年間の一次エネルギー消費を実質的にゼロとする「ZEB認証」を取得する予定だ。屋上に設置する太陽光発電設備による再生可能エネルギーの供給や屋内照明のLED化、グリーン電力の導入により、グリーンエネルギー倉庫としてハイレベルな仕様とする。

さらに、生態系保全をテーマとした「再生緑地」(生態系を守る緑地空間)を設置。雨水を利用した「バードパス」(鳥の水飲み場)や土壌中の微生物による水質改善に寄与する「レインガーデン」など、地域のグリーンインフラを整備するほか、周辺地域に生息する動植物の拠点になることを目指す。壁面緑化や保水性ブロック、ドライミストといった環境に配慮した施策の導入も予定している。


▲(左から)ラウンジ、デッキテラス

MFLP座間の概要


所在地:神奈川県座間市ひばりが丘4-29-1
敷地面積:6万2810平方メートル
延床面積:13万4500平方メートル
構造:鉄筋コンクリート造(倉庫)・鉄骨造(ランプウェイ)、地上4階建て
交通:東名高速道路「綾瀬スマートIC」4.5キロ、相模鉄道本線「さがみ野駅」徒歩11分
<広域図>

<狭域図>