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鉄道コンテナ利用キャンペーン展開、見本市にも参加

2022年6月20日 (月)

行政・団体日本貨物鉄道(JR貨物)は17日、同社と鉄道利用運送事業者の団体である全国通運連盟が「鉄道コンテナ利用キャンペーン2022」を実施すると発表した。鉄道コンテナ輸送の認知度向上と利用促進を図る狙い。物流関連の見本市などに参加するほか、鉄道コンテナの「お試し輸送キャンペーン」を展開する。

鉄道コンテナ輸送は、様々な輸送モードのなかでも二酸化炭素排出量が少ない優れた環境特性に加えて、大量の物資を少ない労働力で運ぶことができる労働生産性の高い輸送手段だ。

JR貨物と鉄道利用運送事業者は、鉄道コンテナ輸送のこうした利点を一体となって荷主企業などに訴求することにより、多種多様な輸送ニーズに応えるとともに、様々な関連サービスを提供していく方針だ。

鉄道コンテナ利用キャンペーン2022は、「レールがつなぐ地球の未来、やさしく便利な鉄道コンテナ輸送」をキャッチフレーズに2023年3月末まで実施する。

▲第2回関西物流展の様子(出所:日本貨物鉄道)

全国各地の展示会では、スペシャルナビゲーターで落語家の林家たい平氏によるプレゼンテーションムービーを披露し、鉄道コンテナ輸送の仕組みやメリットを分かりやすく紹介。ブースでは専門の相談員が鉄道コンテナの魅力や優位性、環境負荷低減への貢献について解説する。12フィートコンテナの実物やエコレールマーク認定商品も展示する。

「第3回関西物流展」(6月22日から24日まで)や「第15回国際物流総合展」(9月13日から16日まで)といった物流関連の見本市に参加するほか、全国で開かれるイベントにも積極的に出展する。

お試し輸送キャンペーンは、鉄道コンテナ輸送の利用を検討中の顧客に対して、その使い勝手を実感してもらうため費用の8割を全国通運連盟が助成する。23年2月28日まで。

鉄道コンテナ輸送の新規利用▽利用中の区間における荷役のパレット化▽私有大型コンテナのラウンドユース推進▽養生資材や積付資材・機材、コンテナ種類の変更などの輸送品質改善▽輸送区間の拡大――などのニーズを抱える顧客について、オフレールステーションを含む国内コンテナ取扱駅を発着駅とする区間を対象に助成する取り組みだ。

■「鉄道コンテナお試し輸送キャンペーン」紹介ウェブサイト
http://www.t-renmei.or.jp/contena/otameshi/