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商船三井、エコ運航推進へフィリピンに子会社

2022年6月22日 (水)

(イメージ)

ロジスティクス商船三井は22日、データ活用と改善活動に基づく効率的な運航を推進するため、フィリピンに100%出資子会社の「EcoMOL」(エコモル)を設立した、と発表した。マニラの常駐スタッフが、自社運航船のスピードや燃費などのパフォーマンスチェックや、分析結果精査、運航担当者へのフィードバックなどの取り組みを、東京本社の海技員や技術要員と連携して行う。

運航データの分析と、これに基づく燃費改善活動を行うには、英語力や海技に関する知識のほか、データを整備・分析する力が求められる。商船三井は、英語力と海技力を備えたフィリピンの人材を活用し、グループの人材の層を厚くするとともに、フィリピンの地域社会にも貢献する。また、安全運航と環境負荷低減に向けた取り組み「FOCUS(フォーカス)プロジェクト」で収集しているデータと掛け合わせることで、さらなる効率運航につなげる。

同社はこれらの取り組みにより、2024年末までに効率運航による燃料消費量削減率5%の実現を目指す。

新会社「EcoMOL」(エコモル)の概要
社名:EcoMOL Inc.
所在地:27th Floor, Tower 2, The Enterprise Center 6766, Ayala Avenue corner Paseo de Roxas, Brgy. San Lorenzo, Makati City, Philippines 1226
代表者:横橋啓一郎氏
設立時期:2022年5月
事業内容:効率運航の深度化、GHG(温室効果ガス)削減促進に関する業務支援