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丸紅、出版・配本量最適計画にo9のサービス活用

2022年6月24日 (金)

荷主o9ソリューションズ・ジャパン(オーナインソリューションズ・ジャパン、東京都港区)は23日、丸紅が出資する新会社のサービスに対し、出版物の発行・配本量の最適計画に必要な意思決定支援システムとして、自社のサービスが採用されたと発表した。

丸紅の新会社は丸紅が講談社、集英社、小学館とともに設立した「PubteX」(パブテックス、同千代田区)で、出版物に関連するデータを活用して出版サプライチェーンを統合的に効率化する新サービスの提供を目指している。

(イメージ)

オーナインソリューションズ・ジャパンのサービスは、このパブテックス向けに出版サプライチェーンサービスの中核となる「意思決定のためのシステム基盤」として活用されることになった。

オーナインソリューションズと丸紅は2020年8月に戦略的な協業に合意し、丸紅が展開する「デジタルSCMサービス」のコアエンジンとしてオーナインを活用しており、今回の取り組みでは「両社の戦略的なパートナーシップをさらに強化させ、サプライチェーンに課題を抱えるより多くの顧客に高付加価値なソリューションを提供していく」(オーナインソリューションズ・ジャパン)としている。

パブテックスの事業でオーナインのサービスが担うのは、出版物の発行・配本量の最適化サービスのコアとなる重要な部分で、AI(人工知能)モデルにより生成された需要予測など膨大なデータを元に発行・配本計画を立案し、担当者が参照したい情報をダッシュボード上に最も分かりやすい形式で提示する。

散在する在庫や返本数などを見える化、情報の緻密な分析を図ることで、システムが提案する発行数や配本数の推奨値に対し、より適確な意思決定を行うことができる柔軟性も備える。

将来的には「出版物のサプライチェーン全体の可視化や、発行・配本コストと売上のシミュレーションなど、より精度の高い計画立案に役立ててもらうことも可能となる」としている。