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荷主丸紅は3日、物流子会社のロジパートナーズと丸紅物流を合併し、2015年4月に統合会社「丸紅ロジスティクス」を設立すると発表した。
これまでは、ロジパートナーズが国内物流センター・共同配送などの3PL事業を行い、丸紅物流が海上・航空輸送、プロジェクト輸送、不定期船輸送などの国際フォワーディング事業を手掛けるなど事業領域を棲み分けた上で、それぞれの専門性の向上、サービス・機能の拡充を進め、事業を拡大してきた。
しかし、国内製造業や流通業による積極的な海外展開に伴い、国内物流や国際輸送にとどまらず、三国間を含めたクロスボーダー物流サービスに対するニーズが高まっていることから、こうしたニーズに対応するとともに、サプライチェーン全体の受発注・在庫・物流進捗などの情報一元管理や、最適な物流ソリューションを提供することで、既存顧客へのサービス強化、新規顧客の開拓につなげる。
新会社の丸紅ロジスティクスは米国、ASEAN、中国などの海外物流事業会社と連携を強化し、海外で商社のネットワークやノウハウ、商物一体型の機能を活用することにより、2018年度に売上500億円、経常利益35億円の達成を目指す。
合併はロジパートナーズを存続会社とする吸収合併方式で実施する。両社の合計売上高は249億円（14年3月期）。
