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建材のウッドワン、「ホワイト物流」自主行動宣言

2022年7月5日 (火)

荷主

内装建材・住設機器メーカーのウッドワン(広島県廿日市市)は4日、「ホワイト物流」推進運動の自主行動宣言を7月1日に政府に提出したと発表した。

ホワイト物流推進運動は、国土交通、経済産業、農林水産の3省が提唱しているもので、深刻化が続くトラックの運転者不足に対応し、物流を安定的に確保することなどを目的に、トラック輸送の生産性の向上、物流の効率化、働きやすい労働環境の実現に取り組むものだ。

同社の自主行動宣言では、項目ごとに具体的な取り組みを示している。項目は、「物流の改善提案と協力」「パレット等の活用」「船舶や鉄道へのモーダルシフト」「納品日の集約」「荷主側の施設整備&安全対策」「気象リスクマネジメント強化による異常気象時の輸送安全の確保」――の6点。

例えば、パレットなどの活用の項目では「パレット、カゴ台車、折りたたみコンテナ、通い箱などを活用し、荷役時間を削減する」、モーダルシフトの項目では「長距離輸送でトラックからフェリー、RORO船(ランプを備えトレーラーなどの車両を収納する車両甲板を持つ貨物船)や鉄道の利用への転換を可能な範囲で推進する。運送内容や費用負担も必要な見直しを行う」としている。