国際米ウォルマートは6日、いずれもEC(電子商取引)事業の会員制宅配サービスである「ウォルマートプラス」と「インホーム・デリバリー」を統合すると発表した。
インホーム・デリバリーは商品の食品を会員宅まで運び、住戸内の玄関先や冷蔵庫内に置くところまで行うもの。発表によると、このサービスをウォルマートプラスのオプションとし、両サービスの会員を統合する。メンバー登録などの機能を一元化し、顧客の利便性を高める。会員数は全米で数百万人になるという。
これにより、インホームのサービス利用地域は従来のほぼ2倍に拡大する。新たにマイアミ、タンパ、オーランド、ダラス、オースチン、サンノゼ、サンフランシスコなどの地域が加わる。
従来のウォルマートプラスの会員が、オプションとなるインホーム・デリバリーを利用するためには追加料金が必要となる。これまでの両サービスの利用料の合計よりは安い。
両サービスを含むウォルマートのEC(電子商取引)の売上高は、過去2年間で38%増加しているといい、同社はさらなる配送分野への投資を続ける。配送能力を35%増強し、サービス地域への拡大を続ける方針だ。
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