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中小トラック事業者の荷役効率化に補助金、国交省

2022年7月11日 (月)

(イメージ)

行政・団体国土交通省は11日、新規投資の余力がなく経営環境が厳しい中小トラック運送事業者に対し、システム導入費補助の申請受付を行うと発表した。補助対象は、荷役作業の効率化のための機器・システムで、例えばトラックの到着予定時刻の事前予約システムがこれに当たる。

この補助事業は「中小トラック運送事業者向けテールゲートリフター等導入支援事業」と言い、申請受付期間は7月19日から29日まで。交付決定日からことし12月31日までに、対象の機器やシステムを導入したトラック運送事業者や荷主企業、機器のリース会社に対し、2000万円の予算の範囲内で導入費用の2分の1を支援する。

同省はこうした機器・システムの導入を促進することで、労働生産性の向上や多様な人材の確保ができ、働き方改革が進むとしている。

事前予約システム以外の対象システムは、2ASNシステム(納品情報の詳細を発荷主から着荷主に事前に伝達できるシステム)▽受注情報事前管理システム(発荷主の受注情報をトラック事業者に事前に共有できるシステム)▽パレット等管理システム(トラックの積卸施設等で荷物情報、位置情報等を取得することでパレット等を管理できるシステム)▽配車計画システム(予め登録した配送情報を基に、効率的な配送ルート等の自動作成をするシステム)。

詳細情報は、この補助事業の執行団体である全日本トラック協会のホームページ(https://jta.or.jp/member/shien/tgl2022notice2.html)へ。