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ネット店作成のベイス、ヤマトと組み匿名配送対応

2022年7月12日 (火)

サービス・商品ウェブサービスの開発を手がけるBASE(ベイス、東京都港区)は12日、自社のネットショップ作成サービス「BASE」に同日から匿名配送機能を追加したと発表した。個人や小さなグループが安心してネットショップを利用することができるようになるという。

それによると、匿名配送機能はこれまで提供していた拡張機能「かんたん発送(ヤマト運輸連携)App(アプリケーション)」をアップデートすることで使える。氏名や住所、電話番号を非公開にして商品を発送することが可能になった。

ベイスでは、ことし1月から個人のショップオーナーを対象に、ショップの所在地や電話番号の非公開設定をできるようにしていた。ただ、個人や小さなグループは住所や電話番号の開示が必要で、個人情報開示によるさまざまなリスクがあった。

▲送り状作成画面で匿名設定が可能(クリックで拡大、出所:BASE)

しかし、消費者庁が「特定商取引法に基づく表記」において新たな見解を示したことを受けて、同社はネットショップ作成サービスとして初めて非公開設定機能を備えることにした。

ヤマト運輸(東京都中央区)の同アプリは、ベイスを利用するネットショップ向けの機能だ。配送用のQRコードを発行し、そのQRコードを利用することで、コンビニやヤマトの営業所など最寄りの場所から、配送伝票の宛名書きなしで簡単に商品を発送できる。そこに今回、匿名配送機能が追加された。個人や小さなグループは1商品につき手数料50円(税込)で配送ラベルの送り主の欄に個人情報を記載することなく商品を発送できる。