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三菱ふそう、スーパーグレートなど101台リコール

2022年7月14日 (木)

(イメージ)

行政・団体国土交通省は14日、三菱ふそうトラック・バス(川崎市中原区)から大型トラック「ふそうスーパーグレート」と中型トラック「ふそうファイター」の計2車種についてリコールの届け出があったと発表した。現時点で事故の報告はない。

不具合箇所は、リヤショックアブソーバーと呼ばれる緩衝装置。後軸のショックアブソーバー取り付けボルト・ナットを締め付けた工具が不適切なため、正規トルクで締め付けられていないものがある。そのままの状態で使用を続けるとボルト・ナットに緩みが生じて最悪の場合は脱落する可能性がある。中型トラックではショックアブソーバーと、急ブレーキまたは低摩擦路でのブレーキ操作において車輪のロックによる滑走発生を低減するABSのセンサーハーネスと干渉して不作動を引き起こすおそれがある。

リコールの対象は、ふそうスーパーグレートとふそうファイターで2021年11月24日から12月24日までに製造された計101台。三菱ふそうトラック・バスは、全車両を対象に後軸のショックアブソーバー取り付けボルト・ナットの締め付け状況を点検し、緩みが認められた場合は新品のボルト・ナットに交換して正規トルクで締め付ける。今回の不具合によりショックアブソーバーと周辺部品に損傷が認められた場合は、修理または交換の措置を講じる。

改善箇所説明図