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独ベンツ・トラックが「充電パーク」を開設

2022年7月26日 (火)

(出所:ダイムラー・トラック)

国際独ダイムラー・トラック傘下のメルセデス・ベンツ・トラックは25日、電気(EV)トラックのユーザー向けに、さまざまな充電スタンドを集めた「充電パーク」をドイツ国内に開設したと発表した。物流企業など電気トラックのユーザーが試すことができ、自分の会社に適した充電インフラを構築するためのサポートも受けられる。

発表によると、この施設は「eトラック・チャージング・パーク」と言い、パートナー企業のネッツェBW社と共同で開設した。場所は、フランス国境に近くライン川沿いにあるヴェルト・アム・ライン。出力40~300キロワットの各メーカーの充電ステーションを6基設置した。今後の技術の発展に合わせてステーションの追加や交換もできる構造になっており、次世代のメガワット充電システムの設置も可能という。電源は、充電スタンドの屋根に設置された太陽光発電システムと定置用蓄電池。

ユーザーはここでさまざまなメーカーの充電装置を試せるほか、メルセデス・ベンツ・トラックの専門スタッフの支援を受け、自社の用途に合わせた充電環境を開発することもできる。総合的なコンサルティングサービスで、車両の電動化をどのように自社の車両や業務プロセスに組み込んでいくかについて顧客企業が学ぶための専門的なサポートを行う。

メルセデス・ベンツ・トラックの製品管理責任者は「顧客に充電インフラがどのようなものであるかを紹介し、コンサルティングも含めた総合的なサービスをワンストップで提供したい」とコメントしており、企業の電気自動車への移行を徹底的に支援する構えだ。

▲さまざまな充電ステーションが建ち並ぶ