
(出所:スカニア)
荷主大手トラックメーカーのスカニア(スウェーデン)は7日、大型EV(電気自動車)向けの大容量充電システムを開発中であると発表した。2024年に発売予定で、自社のEVトラックの充電インフラとして普及を図る考えだ。
新システムは3000アンペア、1.25キロボルトまでの電圧で動作し、最大3.75メガワットの電力を充電する。数年前から開発に取り組み、ことし6月に開催された電気自動車のシンポジウムで、開発中の充電システムをスカニア製EVトラックに接続し、1.2メガワットの充電を確かめた。
この技術により電気トラックの充電切れの恐れを解消し、物流への本格利用につなげる。システムの最終的な完成は24年になる予定だ。現在はEVトラックへの充電試験が欧州と北米で進行中で、EVだけでなく船舶への活用も視野に入れている。