荷主ネツレン(東京都品川区)は6日、福島県いわき市のいわき工場に、鉄筋コンクリート用異形棒鋼「ダブルスターク」向けの製造設備を導入すると発表した。投資予定額は1億5000万円で、2027年7月の稼働を予定する。
物流倉庫やデータセンターを中心に同製品の引き合いが急増しており、本設備の稼働により、いわき工場での生産能力は現在の2倍に向上する見込み。拡大する需要に対応できる生産体制を構築する。
導入するのはダブルスターク用の製品切断・表示設備で、いわき工場(福島県いわき市好間工業団地)に設置する。投資資金は自己資金で賄う。
ダブルスタークは、1本の鉄筋の中に普通強度部と高強度部を任意の位置で形成する製品。必要な箇所だけに高強度部を配置することで、鉄筋量の削減や梁幅の縮小、施工工数の減少、工期短縮などにつなげられる。コスト削減と耐震性能を両立できる点が評価されているという。
近年は建設費の高騰が課題となるなか、ゼネコンやデベロッパーから構成部材のコスト削減に対する強いニーズが寄せられている。同社は物流倉庫やデータセンターを中心とした需要拡大を受け、製造能力の増強を進める。
同社はIH(誘導加熱)技術を基盤に、金属製品や高周波誘導加熱装置の製造・販売、熱処理受託加工などを展開している。今回の設備投資による2027年3月期の連結業績への影響は軽微としている。
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