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マースクとパキスタン企業が農産物輸出促進へ提携

2022年7月28日 (木)

(出所:A.P.モラー・マースク)

国際欧州の海運大手、A.P.モラー・マースク(デンマーク)は27日、パキスタンの現地法人が、環境技術開発や投資活動を行なう同国のSEED Ventures(シード・ベンチャーズ)と農業分野で提携を結んだと発表した。

それによると、提携は7月20日付。農産物の品質向上や輸出促進などに協力して取り組む。「パキスタン・アグリプレナーシップ・チャレンジ」(PAC)と名付けた公募を通じて農業ベンチャーや農家、農学生らに協力者を募り、同国農業が抱える課題解決に向けて革新的なソリューション(解決策)開発を目指す。

マースクは、パキスタンでは農産物の生産力に比べて輸出量が少なく、収穫後の貯蔵や輸送、流通に問題があるとみて改善の必要性を唱えている。現地法人のマースクパキスタンの責任者は「シード・ベンチャーズと提携し、パキスタンの農業セクターの改善に貢献できることは喜ばしい。適切な在庫管理と物流などを通じて、生産者の損失を抑制するため価値を提供する」とコメントしている。