イベントグローバルナレッジ(横浜市西区)は、物流・運輸事業者のデジタル変革(DX)を後押しする「デジタル人材養成講座」を9月からオンラインで開講する。
FAXや帳票などを用いるアナログ業務をデジタルに転換する取り組みのほか、経営分析に必要なデータ収集・分析演習を盛り込む実践的なプログラムで構成。講師陣には実務経験豊富なITコーディネーター、ビジネスアナリストをラインアップし、個人コーチングと組み合わせた独自の講座展開を図る。
同社によるとデジタル人材育成講座では、(1)DXやデジタル技術の基本を理解し、社内でデジタル技術の活用を広げる(2)業務フローの棚卸しと最適化を、演習を通して学ぶ(3)自社の課題解決を主体的に考え行動する人材を養成する(4)経営的視点でデータ活用の基本を理解し、経営者の期待に応える——といった目標を設定。
初日は「DXの基礎知識と物流運送業での実践に向けた基本理解」について、2日目は「業務プロセスの棚卸しと業務フローの見直し」を演習形式で、3日目は「ITの導入と運用」について、4日目は「データの分析・活用の基礎知識と実践」、5日目は「物流DXの未来」について、それぞれテーマを設けるとともに、受講者個人別コーチングを2回、メールベースで支援する。
講師陣には同社社長でNTTドコモ出身の杉山良仁氏、富士ゼロックス出身のビジネスアナリストである歌代勇氏、NTT出身で工学博士の中村康久氏、山村ロジスティクス元社長の内山修氏が名を連ねる。受講料は1人15万円で受講定員は10人。