ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

即配の「Yahoo!マート」にリアル店、都内に登場

2022年8月19日 (金)

▲来店型店舗のYahoo!マート代々木上原店(出所:アスクル)

ECZホールディングス(HD)グループのヤフー(東京都千代田区)、アスクル(同江東区)、出前館(同渋谷区)の3社は19日、共同で行っている食料品や日用品などの即時配達サービス「Yahoo!(ヤフー)マート」の一環として、ユーザーが来店できるリアル店舗の運営を東京都内で始めたと発表した。配送拠点を店舗に改造したもので、来店型店舗の運営は国内の即時配達事業者としては初めての試みという。

発表によると、この来店型店舗は東京都の渋谷、千代田、新宿区に1店ずつ開設した。EC(電子商取引)通販が基本のヤフーマートの商品のうち、2000種類の実物や値段を見ながら買い物できる。

ヤフーマートは、3社が2021年に都内で始めた。出前館のサービス上で、アスクルが販売する食料品や日用品を注文し、決済すると、最短15分で商品を受け取ることができる。出前館の配達員が都内の配送拠点で商品を受け取り、自転車やバイクで配達する。

新たに始めた来店型店舗は、配送拠点をユーザーを受け入れる形に変えたもので、今後、練馬区などに3店舗をオープンする予定という。店内調理も年内に始め、揚げたての唐揚げやコロッケなどの惣菜を扱う計画という。

▲店舗内イメージ

ことし7月には、ヤフーマート事業を推進するヤフーの子会社が設立されており、配達員も現在の出前館配達員に加えて、ヤフーマート専属配達員の採用が始まっている。