ロジスティクスヤマト運輸、ANAホールディングス、宮交ホールディングス(宮崎市)の3社は9月30日から3日間、宮崎県「アミュプラザみやざき」で北海道の特産品を販売する物産展「北海道恵みフェア」を開催する。3社の物流網を組み合わせることで、生産数などが理由で地産地消が中心となっている特産品の鮮度を保持したまま遠隔地へ届ける。
首都圏などの大消費地ではアンテナショップや物産展など、各地の特産品を気軽に購入できる機会が増えてきたが、それ以外の地域では流通網の成約から購入機会が少ないまま。そこで3社は広域圏への高品質・スピード輸送による商圏拡大を目指し、これまで連携する機会が少なかった遠隔地同士の継続的な商流を構築する狙い。
まずは北海道の珍しい商品・生鮮品をヤマトの道内網を活用して集約、ANAの航空輸送ネットワークと宮交グループの販売ネットワークを生かし、富良野メロン、猿払(さるふつ)産の天然ホタテ貝などを宮崎で販売する。
今後も各社のリソースを活用した地方創生・地域活性化の取り組みを進め、地域間の物流ネットワーク構築だけでなく地域の魅力を訴求する。
▲(左から)富良野メロン、猿払産の天然ホタテ貝