話題中国・深圳(シンセン)を拠点にAMR(自律走行型搬送ロボット)開発を手掛けるSyrius Robotics(シリウスロボティクス)の日本法人シリウスジャパン(東京都江東区)とROBOCREW(ロボクルー、同千代田区)は13日、「国際物流総合展2022」の出展ブースで、AMR「Flex」(フレックス)シリーズの新機種「FlexPorter」(フレックスポーター)を披露。AMRとしては大型で力持ちな印象を与えるFlexPorterに、来場者が高い関心を示していた。
FlexPorterは、「FlexComet」(フレックスコメット)、「FlexSwift」(フレックススウィフト)に続く第3号機種。搭載する商品サイズの大きさや容器数の増加を必要としており、従来の2機種では対処できなかったEC(電子商取引)向け倉庫への用途だけでなく、店舗向けのピッキング支援への転用も可能な機種として展開を目指す。
先行2機種をEC向けとして国内市場に投入してきたシリウス。国内への導入プロセスを通じて、EC向け物流だけでなく店舗向け物流のように容量の大きいピッキングを行いたいとのニーズに対応したのがFlexPorterだ。
サイズを大きくして走行時の安定性を高めるなどの仕様変更を進めた上で、最大可載荷量を300キロと大幅に高めた。シリウスは、こうして誕生したFlexPorterを早ければ年内にも国内で発売する予定だ。